最近「DITダイエット」という言葉をよく耳にしませんか?。
でもDITっていったい何なのでしょうね?
今回の記事では、DITとDITダイエットについて解説します。
DITとは
DITとは「Diet Induced Thermogenesis」の略で、日本語では「食事誘発性熱産生」といいます。
食事をした後に食べ物を分解したり、栄養を吸収したりするときに使用するエネルギーのことで、食事のあと何もしていなくても代謝が増加する現象です。
例えば、体感としても食事をすると体がポカポカしてきたりしますよね。
これがDITなんです。食事による熱が発生して実際に少し体温が上がる。体温が上がるということはエネルギーが消費されているということなんです。
DITとダイエットの関係
ダイエットの基本は消費エネルギーを摂取エネルギーよりも多くすること。
DITを高めることで、消費エネルギーが増えるためダイエットにも効果が期待できます。
人は次の3つのことでエネルギーを消費しています。
- 基礎代謝
- 身体活動
- DIT(食事誘発性熱産生)
基礎代謝は筋肉を鍛えることで増やすことができ、身体活動はジョギングなど身体を動かすことで増やすことができます。
DIT(食事誘発性熱産生)もやり方次第で、増やすことができます。
DITの高め方
DIT(食事誘発性熱産生)は次の方法で高めることができます。
- タンパク質の食べる量を増やす※その分炭水化物を減らす
- ゆっくりとよく噛んで食べる
タンパク質の食べる量を増やす
タンパク質の食べる量を増やすと、DITが高まります。
DITは栄養素によって発生量が異なります。
炭水化物(白米やパン、パスタ、うどん、いも類など)のDIT発生量が4%なのに対して、タンパク質(肉や魚、大豆製品など)は30%がDITとして消費されます。
具体的には、
100kcal分のタンパク質を食べた場合、DITは30kcal
となります。
このことから炭水化物を食べるよりも、タンパク質を食べたほうが圧倒的に太りにくいということが分かります。
普段の食事からご飯の量を半分に減らして、その分肉や魚などのおかずを増やしてみてください。
それだけで、ダイエット効果が期待できます。
ゆっくりとよく噛んで食べる
ゆっくりとよく噛んで食べるとDITが高まります。
東京工業大学でおこなわれた実験では、ゆっくりとよく噛んで食べるグループのDITが早く食べるグループの25倍にもなったという結果が報告されています。
「食べたものがペースト状になるまで噛む」というのが「よく噛む」の目安になります。
DITとは DITとは、Diet Induced Thermogenesisの頭文字をとった言葉で、食事誘発性熱産生のこと。 食事誘発性熱産生とは、食べ物を「噛む」「飲み込む」「消化する」「吸収する」ことで体熱が発生して、エ[…]