健康診断で血圧が高いと「もう少し痩せてください」と必ず言われますよね
とはいえ、
血圧が高くなったのは太ったせい?
といった疑問もあると思います。
今回の記事では、ダイエットで血圧が下がるのか?肥満と血圧の関係について解説をします。
ダイエットで血圧は下がるのか?
ただし、それは肥満のせいで高血圧になった場合。
つまり、肥満が原因で高血圧になったのであれば、ダイエットすれば血圧が下がるということ。
至極当然、納得のいく話ですよね。
私も体重が増えて血圧が上がりましたが、痩せることで血圧を下げることができました。
ではなぜダイエットをすると血圧が下がるのか?
これを考えるにあたってはなぜ肥満になると血圧が上がるのかを知ることが大切です。
肥満と血圧の関係
肥満になることで高血圧になる場合があります。
肥満により血圧が上がるメカニズムを簡単に解説します。
肥満のタイプ
まず肥満は大きく2つのタイプに分かれます。
- 内臓脂肪型肥満
- 皮下脂肪型肥満
このうち、内臓脂肪型肥満が高血圧に深く関係があります。
内臓脂肪型肥満になると体の中で次のようなことが起こっています。
- 血液量が増える
- 血管が脂肪で圧迫される
- 血液中の脂肪量が増えて血がドロドロ状態になる
それぞれについて血圧との関係を考えてみます。
血液量が増える
血液量は体重の約8%ほどといわれています。
体重が10kg増えると血液量は約0.8kg増えます。
しかし、血管の太さは変わりません。
同じ太さの血管に、より多くの量の血液を流すことになるわけです。
水道にホースをつないだときに蛇口を開けば開くほど手に持ったホースから伝わる水の圧力が高くなるのを感じられると思います。
同じように、血液量が増えると血管にかかる圧力が高くなります。
つまり、血圧が高くなります。
血管が脂肪が圧迫される
肥満になると血管が脂肪によって圧迫されます。
先ほどの例えと同じように、水道につないだホースを思い浮かべてください。
ホースを指でつまむと圧力が高くなって水が勢いよく飛び出しますよね。
同様に血管が脂肪によって圧迫されることで、血圧が高くなるというわけです。
血液中の脂肪が増えて血がドロドロ状態になる
肥満になると血液中の脂肪が増えて血液がドロドロの状態になります。
例えば、ストローでジュースを飲むのとシェイクを飲むのではシェイクを飲むときのほうが強く吸い込む必要がありますよね。
同じようにドロドロ状態の血液を流そうとするとサラサラ状態の血液を流すときよりも高い圧力で押す必要があります。
だから、血液がドロドロの状態になると血圧が上がるというわけです。
肥満になるとこれらの血圧が上がる要因が重なって高血圧になることがあります。
まとめ
肥満が原因となって高血圧になった場合、ダイエットすることで高血圧になった要因を取り除くことができるため血圧を下げることができます。
今回解説した内容を逆に考えるとこうなります。
ダイエットすることで、
- 血液量が少なくなる
- 血管を圧迫していた脂肪がなくなる
- 血液中の脂肪が少なくなり血がサラサラ状態になる
だから、ダイエットをすると血圧が下がります。
高血圧で悩んでいる方は是非ダイエットに取り組んでみてください。
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