頑張って運動しても痩せないのでやる気が続かない
どうすれば痩せるか知りたい
こういった悩みを抱えている人って結構いますよね。
実はアメリカで、「肥満は運動不足が原因と考えている人が、ダイエットに失敗する可能性が高い」という調査結果が報告されています。
今回は、それについて分かりやすく解説していきます。
運動すれば痩せると考えている人ほどダイエットに失敗する可能性が高くなる
運動すれば痩せるって考えている人ほど、ダイエットに失敗する可能性が高くなるということには2つの理由があります。
- 運動後のご褒美として食事の量を増やす傾向があること
- 運動によるカロリー消費が案外少ないこと
運動後のご褒美として食事の量を増やす
ダイエットには運動が重要と考える人ほど、運動後のご褒美として食事の量を増やす傾向がある。
「頑張って運動したから少しくらい多めに食べてもいいよね。。」
この、「少しくらい」っていうのが ダメ!
少しくらいと言って食べた量が、たいてい運動で消費したカロリーを上回ってしまう。
その結果、ダイエットを始める前よりも食べ過ぎになってるという悲劇が起こります。
まさに本末転倒っていうやつですね。
運動によるカロリー消費は案外少ない
運動で消費されるカロリーがどれくらいか、把握してますか?
運動するとしんどいから「めっちゃカロリー消費してる!」って気分になるかもしれません。
でも、運動で実際に消費してるカロリーって案外少ないんです。
速い人だと5kmくらい、遅い人で3kmちょっとくらいの距離を走ることになります。
それだけ頑張って走っても消費カロリーは、250kcal~300kcalほど。
ご飯1杯分のカロリーくらいしか消費できていないんですね。
「今日はランニング頑張ったからめっちゃお腹すいたわぁっ」てご飯おかわりしたらもうチャラ。
大盛のご飯おかわりした瞬間、カロリー収支はプラスになってしまう。
でもそんなこと知らない本人は、「やっぱり運動するとご飯がうまいなぁ」って。。
まぁ、幸せな気分にはなれるけど。。
ダイエットは失敗するよね。。
さて、大事なのはここからですね。
ダイエットの目的と最適な方法を一致させる
運動すれば痩せるって考えてダイエットをすると失敗する可能性が高くなるって話をしましたが、「運動をする」っていうこと自体はとうぜん間違っていない。
運動すれば、痩せやすくなるというのは本当。
だって、何もしないよりは絶対に多くのカロリーを消費するから。
要は、痩せるっていう目的達成のための方法として、運動をするっていうのが最適解ではないってこと。
このことを理解するのにまず、ダイエットの目的を整理してみましょう。
ダイエットの目的として次の2つの大切な目的があります。
- 余分な体脂肪を減らすこと
- 体型を整えること
で、それぞれの目的を達成するための最適解が、
以上のことを理解しておけば、「体脂肪を減らす」つまり痩せるために最も大切なことが食事管理だということが分かります。
そして、体脂肪を落とすことに関して、運動は主な方法ではなくあくまでも補助的な役割(消費エネルギーの底上げ、基礎代謝の向上)を担っているという認識を持っていれば、運動したからと言って余分に食べてもいいという考えは回避できるはずです。
- 速く走りたいのに、腕立て伏せばかりしていても速く走れるようにはならない。
- 速く走りたいなら、脚を鍛えるトレーニングが最も大切。
- でも、腕の振りも走りには大切だから、腕立て伏せも速く走るための補助的なトレーニングにはなる。
そういうこと。
まとめ
今回の記事のまとめ
- 運動をすれば痩せられると考えている人は、ダイエットに失敗する可能性が高い
・・・運動後のご褒美として、食事の量を増やしてしまう傾向が高くなるから - ダイエットの目的と最適解を一致させる
・・・体脂肪を減らすための方法は、食事管理
・・・体型を整えるための方法は、筋トレなどの運動
以上、目的にあった方法ですすめて、ダイエットを成功させよう!
おわり。