痩せるためには運動は欠かせませんよね。
ウォーキングやジョギング、筋トレなど少しでもいいので毎日の運動が大切です。
とはいえ、
・運動は面倒くさいからすぐにやめてしまう
・運動を続けられる方法を知りたい
といった悩みもありますよね。
今回は、運動が続けられない理由や続けられるコツについて解説をします。
痩せるための運動は続かない
冒頭でも書きましたが、「痩せるために運動は欠かせない」これは間違いありません。
しかし、運動そのものの消費カロリーによって痩せようと考えると、それは非常に難しいといえます。
なぜなら、
- 運動の消費カロリーによって痩せる量はとても少ないから
例えば、体重(体脂肪)1kgを減らすには、7200kcalのエネルギーを消費する必要があります。
一方、ジョギングでハーフマラソンの距離(21km)を走った時に消費するエネルギーは、1000kcalほどです。
1000kcalは、体重(体脂肪)139g分です。
21kg走ることによって身体の水分もなくなるため、走り終わった直後の体重は見た目にはもっと減っています、1kg以上減っているのではないでしょうか。
しかし、21kmの走ったのに実質的には139gしか減っていないのです。
そして、ダイエットを始めたばかりの人ができる運動量を考えると、体重の減る量はもっと少なくなります。
これでは運動を続けるモチベーションを保つのは難しいですよね。
では、運動を続けている人はどうして続けられているのでしょうか?
運動は痩せやすい身体になるためにやる
運動を続けている人は、「痩せるため」にやっているのではなく、「痩せやすい身体になるため」あるいは「太りにくい身体になるため」もっと言うと、「キレイなプロポーションになるため」に運動を続けています。
この意識の違いは、実はとても大きなものです。
運動をすると痩せやすい身体になる
まず、運動をすると痩せやすい身体になることを説明します。
ダイエットに運動が必要になる一番の理由は、
- 基礎代謝を向上させるため
基礎代謝は、呼吸や体温調節といった生命維持のために消費されるエネルギーのこと。
基礎代謝は、女性は15歳くらい、男性だと18歳くらいをピークに年齢とともに低下します。
同じような食生活をしていても、年をとると太るようになるのはそのためです。
加齢によって低下した基礎代謝は、運動をして筋肉量を増やすことによって向上させることができます。
だから、運動をすると痩せやすい身体になるのです。
自己実現の欲求を刺激する
痩せるために運動をしている人は、その成果を体重や体脂肪率の低下で判断しがちです。
体重や体脂肪率が減るとそれはそれで、モチベーションになるのですが、引き算での成果によるモチベーションのため本能的にあまり高いモチベーションにつながりません。
一方、痩せるための運動をしている人は、「前よりも長くあるいは速く歩けるようになった、走れるようになった」、「前よりも重い重量を扱えるようになった」といったように足し算で成果を感じることができます。
人間には、自己実現したいという普遍的な欲求があります。
簡単に言うと向上したいと願ったり、向上したことに喜びを感じたりする感情です。
足し算で成果を感じられると、この欲求をくすぐることができ、高いモチベーションにつながります。
だから、痩せやすい身体になるために運動をすることで、運動を続けやすくなるのです。
運動を習慣化させるコツ
痩せやすい身体になるために運動をするという意識を持ったうえで、運動を習慣化させるコツは2つ。
- 小さな目標をたてる
- 完璧を求めない
小さな目標をたてる
小さな目標をたてて、それを少しずつクリアしていきます。
例えば、5分間のウォーキングを目標にして、それをクリア出来たら次は8分間のウォーキングを目標にしたりします。
筋トレであれば、「腕立て伏せを5回できるようになる」それができたら「10回できるようになる」などですね。
簡単な目標を繰り返しクリアすることで、成功体験の数を増やします。
人の脳はけっこう単純なので、簡単であろうが「成功した」という経験が「快」の情報としてインプットされます。
そうすると、「運動」=「快」となり習慣化につながります。
高い目標を持った方がいいんじゃないの?という意見もあるかもしれませんが、高い目標はそれを達成するまでに時間と多くのエネルギーを必要とします。
高い目標を掲げるのは、上級者向けと考えましょう。
初心者はまず、簡単な目標の達成を繰り返して、習慣化することのほうが大切です。
完璧を求めない
運動の継続で完璧を求めてはいけません。
体調などによっても気分がのらない日もありますよね。
完璧を求めていると、できなかったことがきっかけでモチベーションが一気に下がって継続できなくなります。
ある程度ゆるく構えて、多少運動ができない日があってもOKとした方が、習慣が定着します。
ただし、ゆるい中でもできる限り「0」の日は作らないようにします。
気分がのらなくても、「靴を履いて一歩家の外に出る」「腕立てを1回だけする」これだけで、「0」ではなくなります。
決めたことを完璧にこなすことよりも、とにかく続けるということが習慣化のコツです。
まとめ
今回の記事参考にした書籍です。
どちらも1,2時間でサクッと読めるのでおススメです。
いかがだったでしょうか。
運動が苦手な人が、運動を習慣化するのは最初のうちは少し難しいかもしれませんね。
少しケースが違いますが、僕の場合は活字を読むことが苦手で、なかなか読書の習慣をつけることができませんでした。
しかし、今回紹介したようにゆるく続けるうちに時間が空いたら読書するという習慣がつきつつあります。
何事もできないことはありません。
自分はできるんだという強い思いと、ゆるく続けるというバランスがとれればきっとうまくいくでしょう。
ゆるく頑張ってください。
おわり。