アドラー心理学を取り入れてダイエットを成功させる。
アドラー式ダイエット講座の2回目です。
お菓子がやめられない
できない自分が嫌いだ
ダイエット中はこんな悩みが尽きません。
でもこれって、見方を変えればやりたいことをやれている自分がいるってことですよね。
アドラー式ダイエット講座の2回目は、やりたいことができている自分を受け入れて、さらに欲求を逆手に取るテクニックについて解説します。
痩せたいけど食べてしまうはウソ
よく聞く話ですが、これって実は自分についているウソなんです。
「痩せたいけど食べる」ではなく、単に「食べたい」から食べているんですね。
実際に「痩せたい」という欲求と「食べたい」という欲求が、あなたの中に共存しているのは間違いないと思います。
しかし、「食べる」という行動は「食べたい」という欲求から起こっているので、「痩せたい」とは関係がないのです。
「痩せたいのに食べた」とネガティブな面に注目してとらえるのではなく、「食べたいから食べた」とポジティブな面に注目してとらえましょう。
まずは、このように事実をそのまま受け止めて、やりたいことをしたという肯定的な面で自分を見ることが大切です。
- 「食べたいから食べた」・・・自分を肯定的にとらえる
「食べてはいけない」ではなく「食べたくない」
多くの人は「痩せたい」という欲求に対して、「食べてはいけない」という禁止事項をセットとして考えてしまいがちです。
しかし、禁止事項を守るのってストレスですよね。
ダイエットをうまく進めている人の多くは、「痩せたい」という欲求に対して「食べたくない」という欲求をセットにしています。
実際にそこまで意識していなくても、外食のときなど「今はダイエット中だからあんまり食べたくないんだよね」という考えが頭をよぎる人は、「食べたくない」をセットできている人です。
「食べたくない」という欲求をセットにすると、欲求に基づいた行動となるため、ストレスなくダイエットを進めることができます。
- 禁止事項・・・守るのが難しい
- 欲求行動・・・簡単にできる
「欲求」 vs 「欲求」なら勝負できる
さて、「痩せたい」という欲求と「食べたい」という欲求を比べたときに、「食べたい」が勝ってしまう人はどういう人でしょうか?
それは、先ほど説明したように「痩せたい」と「食べてはいけない」をセットにしている人。
これでは、結局「食べてはいけない(禁止)」と「食べたい(欲求)」の戦いになるので、「食べてはいけない(禁止)」が勝つのはとても難しい。
しかし、「食べたくない(欲求)」と「食べたい(欲求)」の戦いに持ち込めば、いい勝負になると思いませんか?
これは、考え方のテクニックなので誰にでもできるようになります。
試す価値はあると思いますよ。
食べたくないは行き過ぎると拒食症になる
テクニックとして、「痩せたい」と「食べたくない」をセットにすることを解説しましたが、「食べたくない」が行き過ぎると拒食症になる危険性があります。
だから、栄養についての知識を身につけましょう。
何のために痩せるのか?
人それぞれ理由や目的はあると思いますが、共通の目的として「健康的になる」ということを忘れてはいけません。
「食べたくない」という欲求を使うのはあくまでもテクニックとして。
人は食べなくては生きていけません。
「食べたくない」という欲求と「どれだけの栄養を食べなければいけない」という客観的事実のバランスをとることが非常に大切になります。
なにも、しっかりとした栄養学を身につけなければならないというわけではありませんが、最低限の知識は身につけましょうね。
「知識は身を助ける!」です。
食事管理については関連記事で簡単に解説しているので、参考にしてください。
初めてダイエットをやろうと考えている人。 「ダイエットをしたいけれどどうやったらいいかが分からない」 「まず何から始めればいいのかな?」 「どれくらいの期間でどのくらい痩せますか?」 […]
まとめ
アドラー心理学では、「やりたいけどできない」は人生のウソと考えます。
「やりたいけどできない」ではなく、単に「やりたくない」のです。
同様に、「痩せたいけど食べたい」ではなく、単に「食べたい」のです。
自分のやりたいことを選択してやっていただけなんですから、なにも悲観的になる必要はありません。
やりたいことができているあなたは素晴らしい。
今回紹介したテクニックとあなたの「やりたいことができる力」できっとダイエットを成功させることができると思います。
参考書籍