筋トレの後ってどんな入浴の仕方がいいのでしょうか?
入浴の仕方が、筋トレの効果に影響があるのであれば少し気を付けたいところですよね。
今回の記事では、筋トレ後のお風呂について考えてみたいと思います。
筋トレ後の水風呂はやめた方がいい
筋トレをすると筋繊維が傷つき炎症を起こします。その炎症を治す過程で前の筋繊維よりも強く太くなるように修復をおこないます。これが筋肉の「超回復」と言われる現象ですが、これを繰り返すことにより筋肉は大きくなっていきます。
水風呂には、傷ついた筋繊維を冷やし炎症を抑制する働きがあります。
一見、炎症を抑制するので良いことのように思えますが、炎症が抑えられるということは超回復の働きも抑えられるということになります。つまりは、水風呂には筋トレの効果を抑制する働きがあるということになります
筋トレは筋肉の炎症を起こすためにやっているようなものですから、この炎症を抑制する水風呂には入らないほうが良いと考えられます。
水風呂のアイシング効果
先ほど書いたように通常のトレーニング後には水風呂に入らないほうがいいと考えられますが、一方で水風呂のアイシング効果を利用した方がいい場合もあります。
例えば、オーバーワーク気味でトレーニングをおこなってしまった場合や筋肉痛がひどい場合など積極的に炎症を抑えたほうが身体によいと考えられる場合には水風呂に入って回復を図ることは有効な手段だといえます。
明らかに痛めた部位がある場合は、水風呂ととにその部位を氷で冷やすなどのアイシングをおこなうべきだと思います。
熱いお風呂の効果
筋トレによる筋肥大を温熱ストレスが促進する可能性があるという研究結果の報告があります。
これにはヒートショックプロテインが関係しているとのことですが、このヒートショックプロテインは温熱ストレスに晒されたときに体内で生成されるタンパク質になります。
具体的には42℃のお湯に10分間ほど浸かるとヒートショックプロテインが生成されます。
まだ、不明な点が多いとのことですがこの可能性を否定する研究結果があるわけでもないので少しでも効果があるのであればやっておきたい内容ですね。
ただし、温熱ストレスに身体が慣れてしまっては効果が発揮されなくなるため筋トレ後の熱いお風呂は週に2回くらいにしておきましょう。