パワーラックをDIYしてホームジムを作りたいと考えている人。
ネットで調べると単管パイプでパワーラックが自作できることが分かります。
とはいえ、
自作費用っていくらくらいかかるのか知りたい
自作パワーラックのメリットやデメリットを知りたい
といった疑問もあると思います。
今回の記事では、自作パワーラックを制作する予定の筆者が現段階で考えている構想図や費用などについて解説をします。
自作パワーラックの構想図
さっそくですが、こちらが現段階の構想図です。
僕が通っていたジムにあったパワーラックをベースに考えました。
考えるにあたっては、YouTubeでアップされているいろんな人の自作パワーラックを参考にしています。
皆さんホント上手に作ってますね。
皆さんのアイデアをパクっ・・・いやインスパイアして考えた構想です。
■ベースにしたパワーラック:HAMMER STRENGTH
自作パワーラックの構想図に入れ込んだこだわり
- ホームジムのスペース「 2700mm × 2700mm 」
- 使用するバーベルシャフト「グリップ部寸法:1310mm(全長2070mm)」
- 上記条件の範囲内で出るだけ大きくして安定性を高める
- バーベルラックとセーフティーバーを一直線上にして有効寸法を確保する
- ケーブルマシン機能を持たせる
ホームジムのスペース「 2700mm × 2700mm 」
ホームジムとして使用する予定のスペースは「 2700mm x 2700mm」なので、そのスペースに収まることが第1条件。
パワーラックだけの寸法なら問題なくクリアです。
あとはウェイトのセット時の取り回しがスムーズにできるか?
バーベルのシャフトが2070mmなので片側 350mmしか余裕がないことになるが、まあ何とかなるかなと。。そもそもこの問題はパワーラックでどうこうできる内容ではないしね。
使用するバーベルシャフト「グリップ部寸法:1310mm(全長2070mm)」
バーベルシャフトのグリップ部寸法は、自作パワーラックを制作するうえで一番重要になるといっても過言ではない条件です。
これを押さえておかないと、実際にトレーニングで使ってみてから組み直しをする羽目になります。
単純な寸法も重要ですが、単管パイプでくみ上げる場合は、パイプとパイプをつなぐクランプという部品の存在を考慮する必要があります。
数センチ出っ張っているクランプにウェイトのプレートが当たってしまうという失敗が自作の場合はあるあるのようですね。
このあたりは、組み上げる段階での現物あわせも重要になると思います。
上記条件の範囲内で出るだけ大きくして安定性を高める
単管パイプで制作したパワーラックは見た目よりも軽いです。
構想図のパワーラックで 54kg~77kg です。
※単管はパイプの板厚が1.8mmと2.4mmのものがあるため、使用するパイプで重さが異なる。
パワーラックの寸法が小さくなればそれだけグラつきやすくなるので、できる限り大きくして安定性を高めたいという考えです。
将来的には、パワーラックにウェイトプレートラックをつけることで重さでの安定も追加したいと思います。
こういうふうに、自由に機能を追加したりできるのは自作ならではですね。
バーベルラックとセーフティーバーを一直線上にして有効寸法を確保する
ベンチプレスをする際に、ラックとセーフティバーが同じ幅であった方がストレスなくトレーニングに集中できると思います。
ラックとセーフティーバーを直行クランプで組むと、ラックもしくはセーフティーバーの幅が 100mmほど狭くなります。
実際にトレーニングしているときに腕の周りの幅が10センチも狭くなったら絶対に気になりますよ。
細かいこだわりかもしれませんが、集中してトレーニングできることは重要ですからココは少しだけお金をかけます。
といっても「2400円」くらい高くなるだけですが。。
ケーブルマシン機能を持たせる
「みんな大好きラットプルダウン」
僕の勝手な感想かもしれませんが。。ジムで一番人気のマシンはラットプルダウンです。
僕も大好きです。
だから、少なくともラットプルダウンができるようにしたい。
そして、できればいろんなケーブルトレーニングができるようにもしたい。
という思いで、パワーラック上部に多めのパイプを設定しています。
自作パワーラックの制作費用(予定)
構想図のパワーラックを制作するための費用(予定)はこちらです。
既製品のパワーラックの価格はこんな感じです。
■IROTEC (アイロテック) パワーラック
¥50,930
■IROTEC (アイロテック) パワーラック ラットプル付き
¥81,730
同様の機能のものとの比較で4割ほど安価に作ることができます。
ケーブル機能などを付ければ、更に差がでてきます。機能を多く付ければそれだけコストメリットは大きくなりますね。
自作パワーラックのメリット
◉自作パワーラックのメリット
- 費用を抑えられる
- 自分に必要な機能に特化したパワーラックが作れる
- 拡張性が高い
- ロマンがある
費用を抑えられる
既製品もピンキリで高価なものから安価なものまでありますが、安価なパワーラックと比べても自作のほうがより安価に同じ機能のパワーラックを手に入れることができます。
自分に必要な機能に特化したパワーラックが作れる
「ベンチプレスとスクワットができればいいんだ」というのであればそれに特化したものを作ることができますし、ケーブルトレーニング用に特化したものも作れます。
スペース的な問題も既製品ではなかなか見つからないサイズのものもアイデア次第で解決できます。
拡張性が高い
「あとからやっぱりこういった機能も追加したい」というときも、自作であればいくらでも追加できます。
既製品では、新たに別の器具を購入する必要が出てくるような内容も対応できる柔軟性が自作パワーラックにはありますね。
ロマンがある
一番はこれかな。
自分で作り上げた器具で、自分の身体を作り上げる。
ロマンですよね。
自作パワーラックのデメリット
◉自作パワーラックのデメリット
- 作るのに手間がかかる
- 既製品とくらべて見た目が悪い
- 安全性が完全に自己責任
作るのに手間がかかる
何もないところから作るわけですからね、構想から材料の購入、組立て、問題が発生したら自分で解決しなければいけない。
それも自作の楽しみの一つなんだけど、これが楽しめない人には自作は向いていないかな。
既製品とくらべて見た目が悪い
これは感じ方の違いですが、やっぱり自作のパワーラックは万人受けする見た目では無いと思います。
なんせ工事現場の足場と同じですから。。
逆に愛着の湧くポイントですが、誰もがそうは感じませんからね。。
安全性が完全に自己責任
パイプやそれを組み付けるクランプなどの耐荷重は十分すぎるほどです。
工事現場の足場に使われる具材なので、そのあたりの基準はしっかりとしています。
しかし、それをどのように組み付けて使用するかは自分の責任になります。
まとめ
私には息子がいまして、その息子がこの春から大学に通うために上京します。
つまり、今息子が使用している部屋が空くということです。
その空き部屋にホームジムを設置します。
ですので実際にパワーラックを制作するのは春以降になるのですが、せっかく構想を進めているので現状を公開しようかなと思い記事にしました。
制作までにまだまだ時間がありますので、違ったアイデアも取り入れていくことになろうかと思います。
構想図が更新されれば、また記事にして報告したいと思います。
皆さんの参考になれば幸いです。
おわり。