筋トレが楽しくて毎日でもやりたい人。どうしてもやり過ぎが気になりますよね。
「なぜ筋トレをやりすぎるとよくないか」
「どうすれば筋トレのやり過ぎを回避できるか」
このことについて、今回の記事でお話ししたいと思います。
筋トレやり過ぎのデメリット
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言われるように筋トレもやりすぎるとやり足りないのと同じくらい良いことではありません。
筋トレのやり過ぎによる逆効果について紹介します。
筋肥大、筋力アップが阻害される
筋トレの基本中の基本ですが、筋肉は筋トレと休養の繰り返しにより鍛えられます。
筋トレをすることで筋繊維が傷つきます、その傷を治す過程で傷つく前よりも強く太くなろうとして筋肉は成長します。筋肉の「超回復」というやつですね。
筋トレのやり過ぎはこの「超回復」がされていない状態で次のトレーニングをおこなうことです。強く太くなる前にさらに筋繊維を傷つけているので筋肉が育つことができません。
せっかく頑張って筋トレをしているのに筋肉の成長を阻害しているというのは非常にもったいない話ですね。
ケガのリスクが高まる
先ほど話したように筋トレにより筋繊維に傷がつきますが傷がついた筋繊維内では炎症が起こっています。
この炎症が治まる前にトレーニングをおこなうことで炎症が慢性化する恐れがあります。
また、関節や腱への疲労の蓄積が心配されます。腱鞘炎や関節炎などのケガにつながり、頑張ってトーレニングした結果一定期間トレーニングができなくなるという残念なことが起こってしまいます。
筋トレをやり過ぎない方法
週に2,3回のペースでトレーニングをおこなっている方はそもそも問題ないと思いますが、やり過ぎを気にしているということはできれば毎日でもトレーニングをおこないたいと考えている方がこの記事を読まれていることと思います。
毎日トレーニングしたいけれどやり過ぎないようにするにはどうすればよいか?
その方法について紹介します。
部位別のトレーニングをおこなう
身体の部位を分けて部位別にトレーニングをおこないます。
- 胸
- 背中
- 腕
- 脚
- 肩
このように5つの部位に分けてその日におこなう部位は1つとします。そうすることでトレーニングをおこなった部位について少なくとも4日は休息がとれることになります。
まずはこの部位別トレーニングを取り入れるということが第一ステップです。
トレーニング計画の中に休みを入れる
先ほどの部位別トレーニングに休みを組み込みます。
部位別にトレーニングをおこなうと言ってもよほどの上級者でない限りどうしても別の部位の筋肉も使ってしまいます。
ですので、更に休みの日も設定して確実に休息させるようにします。私の場合は休みの日はストレッチの日にしています。
- 胸
- 背中
- 休み(ストレッチ)
- 腕
- 脚
- 休み(ストレッチ)
- 肩
という具合です。
こうすることで1つの部位のトレーニングは多くても1週間に1度ということになります。
少し少ないと感じられる方もいるかもしれませんが、まずは3ヶ月おこなってみてください。高頻度でトレーニングをおこなっていた時と比べて筋肥大、筋力アップともによくなっていることが感じ取れると思います。
休息の大切さを感じられると思います。
適切に休むセンスを磨こう
筋トレをやり過ぎない方法として計画の中に休みを取り入れることを紹介しました。
しかし、これでもハードなトレーニングを重ねていると疲労が蓄積することがあります。
体のだるさなどの疲労感が感じられる場合もあれば、疲れを感じていなくてもどうしてもパフォーマンスが上がらない(いつもの重量が上がらない、レップ数ができないなど)という場合もあります。そんな時は迷わず休みを入れましょう。
休みの入れ方も色々とあります。
思い切って完全休養日にする方法もあれば、重量を落として高レップのトレーニングに切り替える方法もあります。
身体に感じる疲労や現れる疲労などとうまく相談して適切な休息を取り入れるセンスを磨いてください。
最適な休みを取れる人が最適なトレーニング結果を得らる人でもあります。