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【アドラー心理学】「なんで?」より「なんのため?」目的論で人間関係や悩みが軽くなる!

 
「どうして私はいつもこうなんだろう…」
「あの時あんなことがあったから、今も引きずってるんだ…」

あなたは、自分の行動や感情の原因を過去の出来事や経験に求めていませんか?

もちろん、過去の経験が私たちに影響を与えることは事実です。

しかし、アドラー心理学では、少し違った視点を提供しています。

それが「目的論」という考え方です。

今回は、アドラー心理学のキホンである「目的論」について解説していきますね。

この記事を読めば、あなたの悩みや人間関係が少し楽になるヒントが見つかるかもしれません。

「原因論」と「目的論」ってどう違うの?

まず、私たちが普段考えがちなのが「原因論」です。

 原因論とは?

過去の『原因』が、現在の『結果』を作っているという考え方。

  • 子供の頃に親に厳しく怒られた(原因)から、人前で話すのが怖い(結果)
  • 昔、大きな失敗をした(原因)から、新しい挑戦ができない(結果)

フロイトなどが提唱した考え方で、過去のトラウマなどが現在の問題を引き起こしていると考えます。

一方で、アドラー心理学が重視するのが「目的論」です。

 目的論とは?

現在の行動や感情は、未来の『目的』を達成するために、自分自身が選択しているという考え方。

  • 人前で失敗して恥ずかしい思いをしたくない(目的)から、人前で話すことへの恐怖心を作り出している
  • 失敗するかもしれないリスクを避けたい(目的)から、新しい挑戦をしないことを選んでいる

ポイントは、「原因」ではなく「目的」に焦点を当てること。

過去の出来事がどうであれ、「今の自分がどうしたいか」「そのためにどんな感情や行動を選んでいるか」を考えるのがアドラー心理学の特徴です。

ちょっと分かりにくいかもしれないので、具体的な場面で考えてみましょう。

例1:会議で発言できないAさん

過去に発言して笑われた経験がある(原因)から、発言できない(結果)
『変なことを言って笑われたくない』『注目されたくない』という目的を達成するために、『発言しない』という状態を選んでいる

例2:ついカッとなってしまうBさん

短気な性格(原因)だから、すぐに怒ってしまう(結果)
『相手を自分の思い通りに動かしたい』『相手よりも優位に立ちたい』『話を早く終わらせたい』などの目的を達成するために、『怒り』という感情を道具として使っている

例3:夏休みの宿題を先延ばしにするCくん

もともと面倒くさがりな性格(原因)だから、宿題に取り掛かれない(結果)
『難しい問題で悩みたくない』『完璧にできないかもしれない不安から逃れたい』『ギリギリまで自由な時間を楽しみたい』といった目的のために、『宿題をやらない』ことを選択している

いかがでしょうか?

同じ事象でも目的論で捉えると、自分の行動や感情は、実は自分で「選んでいる」という側面が見えてきませんか?

「目的論」を知ると、どんないいことがあるの?

目的論的な視点を持つことには、いくつかのメリットがあります。

  • 未来志向になれる
  • 主体性を持てる
  • 対人関係の悩みが減る
  • 問題解決の糸口が見つかる

未来志向になれる

過去の原因探しにとらわれず、「これからどうしたいか」「そのために何ができるか」に意識を向けられるようになります。

過去は変えられません。未来は自らの行動によって変えることができます。

主体性を持てる

原因論で物事を考えるとき「悪いあの人(原因)」「かわいそうな私(結果)」に行きつきます。今置かれている状況や環境も結局は「悪いあの人」というわけです。

こういった「自分は環境や過去の犠牲者だ」という考えから脱却し、「自分の人生は自分で選択できる」という感覚(自己決定感)を持てるようになります。

これはアドラー心理学で言う「勇気づけ」にも繋がります。

対人関係の悩みが減る

相手の言動に腹が立ったときも、「この人はどんな目的でこれを言っているんだろう?」と考えることで、冷静に対応しやすくなります。

また、自分の目的を理解することで、より建設的なコミュニケーションが取れるようになるでしょう。

問題解決の糸口が見つかる

悩みの「目的」が分かれば、「じゃあ、その目的を達成するために、別の行動は取れないかな?」と、具体的な解決策を探しやすくなります。

まとめ:あなたの行動の「目的」を探ってみよう!

アドラー心理学の「目的論」は、私たちの行動や感情を「未来の目的を達成するため」という視点から捉え直す考え方です。

原因論のように過去に縛られるのではなく、「今、ここ」から未来に向けて、自分自身で選択していけるという希望を与えてくれます。

もちろん、すべての出来事を目的論だけで説明できるわけではありませんし、原因論的な視点も大切です。

しかし、「もしかしたら、この行動には何か目的があるのかも?」と考えてみるだけで、心が少し軽くなったり、新しい一歩を踏み出す勇気が湧いてきたりするかもしれません。

今日、あなたが「なんでこんなことしちゃったんだろう?」と思うことがあったら、ぜひ一度「なんのために、この行動を選んだんだろう?」と自問してみてくださいね。

きっと新しい発見があるはずです。

 参考図書

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