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靴を磨くと人生がうまくいくワケ|自分の商売道具を大切にすることの意味

夢をかなえることで有名なゾウの神様曰く

 
靴を磨くと人生うまくいくんやで

とはいえ、

靴を磨くだけでどうして人生がうまくいくの?
そんなことして意味あるの?
もっと違う成功の秘訣を知りたい

といった意見もありますよね。

今回の記事では「靴を磨くと人生がうまくいく」理由について考察を行います。

靴を磨くことの意味

まずは額面通り「靴を磨く」ことの意味についてですが、あなたなら「靴を磨く」ことの直接的な効果はどういったものがあると感じますか?

「磨く靴」ということは、スニーカーなどではなく「革靴」であることが容易に想像できますよね。

普段から「革靴」を履いているのであれば、それはスーツを着こなすビジネスマンでしょう。

ビジネスマンが毎日履く「靴」を磨くことで得られる効果。

次の3つの効果が人生に大きな影響を与えると考えられます。

  • 印象が良くなる
  • モチベーションがアップする
  • 自分に自信が持てるようになる

それぞれ解説しますね。

印象が良くなる

汚れてシワシワになった靴を履いているよりも、キレイに磨かれた靴を履いていたほうが間違いなく印象が良くなります。

自分の会社の上司や取引先のキーマンなどある程度の地位にいる人はそれなりに目利きのできる人ですから、毎日キレイな靴を履いているか、手入れのされていない靴を履いているかという些細なことにも気づいているものです。

ただ、それを口にはしないだけ。

心理学の用語の「ハロー効果」という言葉を知っていますか?

これは、ある特定の特徴から他の要素まで同じように評価してしまうというものです。

毎日キレイな靴を履いているという特徴から「この人は几帳面で仕事も丁寧にしてくれるはずだ」といった評価が得られます。

営業マンであればそれだけで仕事をとれる機会が増え、営業成績を伸ばすことができるでしょう。

また、会社の昇進でも同じような実力を持った人との競争において、信用という面から一歩リードすることができるかもしれません。

印象が良くなるということは、成功のチャンスを増やすことにつながるんですね。

モチベーションがアップする

あなたは靴を磨いたことがありますか?

実際に靴を磨いてみるとよくわかりますが、靴を磨くと早くその靴を履きたくなります。

キレイに磨いた靴を履いて仕事に行きたくなる。

朝、靴を履く瞬間からワクワクした気持ちで一日をスタートできます。

「靴を磨く」それだけで仕事に対するモチベーションがアップすることが実感できます。

ではモチベーションが上がると具体的にどんな効果があると思いますか?

仕事に対するモチベーションが上がるということは仕事への集中力が上がるということ。

仕事への集中力が上がると仕事のパフォーマンスが上がります。

仕事のパフォーマンスが上がることは仕事の質とともに仕事量に劇的な効果を表します。

仕事量を面積で表すとその効果がよくわかります。

仕事量を「パフォーマンス(p) x 時間(h)=ph」であらわすとして、600phの仕事量をこなすにはどれくらいの時間が必要かを下の図で示します。

60%のパフォーマンスでおこなった場合「10時間」かかる仕事が、パフォーマンスを80%まであげることができると「7.5時間」でやり終えることができます。

同じ仕事量を2時間残業(8h勤務として)でやる人と、定時内でやり終える人。

どちらの評価が高いかは一目瞭然ですね。

また、パフォーマンスをあげることは時間の有効活用にもつながることが分かります。

余った時間を趣味や勉強に費やすことでより人生が豊かになり自分の能力を高めることにつながります。

自分に自信が持てる

キレイな靴を履くだけでなぜ自信が持てるようになると思いますか?

それは、コスチューム効果によってビジネスマンとしての意識が高まるから。

コスチューム効果とは、服装によってその服装のイメージに沿った権威を身にまとう感覚を持つことです。

スーツを着ればビジネスマンとして働く意識が高まるし、逆にラフな服装をしていればオフの感覚が強くなります。

キレイに手入れされた靴を履くことによって洗練されたビジネスマンとしてのプロ意識が高まり、それが自分の自信にもつながるのです。

そして、ここで注目したいのが「靴を磨く」という行為がもつ意識のリセット効果です。

例えばスーツを着ることでビジネスマンとしての意識が高められたとしても、毎日同じようにスーツを着ていればマンネリ化により徐々に効果が薄れていきます。

しかし「靴を磨く」ことで意識をリセットしてマンネリ化を防ぐことができます。

いつも靴がきれいな人、いつもパリッとしたスーツを着ている人には意識が高い人が多いですよね。

これは意識が高いからそうしているのではなく、そうしているから高い意識を保つことができているんです。

高い意識を保てているからこそ自分に自信が持てる、そして自信に満ち溢れている人には仕事を任せたくなります。

自分に自信が持てるということもまた、成功へのチャンスの機会を増やすことにつながるんですね。

自分の商売道具を大切にする

「靴を磨く」ことによる具体的な効果について考えてきましたが、次は「靴を磨くと人生がうまくいく」を抽象化して考えてみます。

「靴」とはビジネスマンにとって毎日足元を支えてくれている大切な商売道具です。

「靴を磨く」ということはつまり、「自分の商売道具を大切にしたり感謝する」という意味を持っています。

ゾウの神様曰く

 
イチロー選手は練習が終わった後、他の選手が帰ってもずーっと自分のグローブを磨いてたんや
『神聖な商売道具を粗末に扱うことは考えられない』
そういう仕事に対するまっすぐな姿勢があるからメジャーリーグでもずっとトップ選手でいられたんやな

あなたの大切な商売道具はなんでしょうか?

スーツ、作業服、帽子、ヘルメット、車、トラック、電卓、パソコン、ボールペン、携帯電話、エプロン、包丁、フライパンなどなど「自分にとっての商売道具を大切にする」ということを実践してみてください。

道具を大切にするという姿勢をもつと、別の角度からも成功のチャンスが見えてくることもあります。

イチロー選手のみならず世の中には自分の商売道具を大切にしている人はたくさんいます。

であれば、例えばその商売道具をメンテナンスする商売が成り立つのではないでしょうか。

それこそ「靴磨き」を専門とする職人もいるし、包丁の研ぎ師もいます。

また、道具を大切にする姿勢は「人の意見を大切にする」という姿勢にもつながります。

「靴を磨くと人生がうまくいく」と言われて「そんなことに意味があるのか?」と考える人も多いでしょう。

しかし「そんなことに意味があるのか?」と考えることにこそ「人生が上手くいかない原因」が隠れ潜んでいます。

つまり「人の言うことを聞かない」「自分の考え方にしがみついている」という成功しない人の特徴を潜ませているんですね。

「靴を磨く」という行為には、直接的な成功の秘訣、間接的にも新しいビジネスのチャンスを発見したり、人の意見を取り入れて成長するという成功の秘訣が詰まっています。

最後に一番大切なことは「行動する」ということです。

革靴を履く人は文字通り「靴を磨く」、他の人は「自分の商売道具を手入れする」ということをさっそく実践してみてください。