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ストレスがたまると甘いものが食べたくなるが糖質がさらなるストレスを生む

ストレスがたまると甘いものを食べたくなりますよね。

実際に甘いものを食べるとストレスが緩和された感じがしますし、様々な研究結果として甘いものがストレスを緩和させるといった報告がされています。

とはいえ、甘いものを食べてストレスが解消されたと思っていてもすぐにまた甘いものを食べたくなったりもしませんか?

本当の意味で、甘いものを食べることがストレスの緩和につながっているのでしょうか?

今回の記事では、そういった疑問について解説したいと思います。

ストレスによって甘いものを食べすぎてしまっている人はぜひお読みください。

 

甘いものを食べるとなぜストレスが緩和されるのか

「甘いものを食べるとストレスが緩和される」冒頭でも書きましたがこれは事実です。

ではなぜ甘いものを食べるとストレスが緩和されるのでしょうか?

その答えは「ドーパミン」というホルモンの働きが関係しています。

「甘いもの=糖質」が体内に入るとドーパミンが分泌されます。

ドーパミンは快楽中枢を刺激する働きがあるため、快楽中枢が刺激された結果「脳が幸福感を感じる」のです。

脳が幸福感を感じることで、一時的にストレスが緩和されるというわけなんですね。

しかし、実際にストレスが緩和されるのでストレスを感じたら甘いものを食べればいいのかというとそう単純な話でもありません。

甘いものを食べれば一時的にストレスの緩和につながりますが、あくまでも「一時的」な緩和にすぎません。

「甘いもの=糖質」は一時的なストレスの緩和をおこなった後にさらなるストレスを引き起こしてしまうのです。

 

糖質が引き起こす「ストレス」負のスパイラル

糖質が体内に入るとドーパミンが分泌されて幸福感を感じることができます。

しかし、それと同時に糖質が体内に入ると血糖値が急上昇します。

急激に血糖値が上がるとその血糖値を下げるためにインスリンが異常分泌されます。

インスリンは血糖値を中性脂肪に変換して体脂肪に蓄えさせる働きがあります。

急上昇した血糖値はこのインスリンの働きにより急激にしかも正常値よりも低い値まで低下します。

低血糖状態になった体は強いストレスを感じ、ストレスを感じた脳が糖質を摂取するように指示を出します。

以下、それの繰り返しです。

これが糖質が引き起こす「ストレス」負のスパイラルです。

甘いものを食べた後、少し時間がたつとまた甘いものを食べたくなりませんか?

それは、この負のスパイラルの影響によるもの。

糖質はストレスを緩和する作用をもたらしますが、同時にさらなるストレスを引き起こすきっかけにもなるんですね。

ストレス緩和の方法が「甘いものを食べる」の一択だとこのスパイラルから抜け出すのはちょっとむずかしいと思います。

負のスパイラルに陥らないように別のストレス緩和の方法を紹介しますね。

 

負のスパイラルにならないストレス緩和の方法

私がおすすめするストレス緩和の方法は

  • 軽い筋トレやウォーキング
  • 映画や読書で涙を流す
  • お笑い番組などで思いっきり笑う

軽い筋トレやウォーキング

軽い筋トレやウォーキングをおこなうと、テストステロンやセロトニンなどのホルモンが分泌されてストレス緩和につながります。

テストステロンやセロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、このホルモンが分泌されると幸福感を感じられます。

糖質摂取によるドーパミン分泌もホルモンによるストレス緩和ですが、筋トレやウォーキングの場合はストレス緩和に加えて健康にもなるという特典付きです。

映画や読書で涙を流す

映画や読書(漫画も含む)で涙を流すことでストレスの緩和につながります。

玉ねぎを切ったときに流す涙ではなく、感動など感情が揺さぶられたときに流す情動的な涙には脳の状態をリセットする働きがあります。

ストレス状態の脳を涙を流すことによってリセットして正常な状態に戻します。

お笑い番組などで思いっきり笑う

笑うことでもセロトニンなどの幸せホルモンの分泌が促されます。

最近では医療の現場でも「笑う」ことの効果が注目されていますよね。

むずかしいことは考えずに馬鹿笑いすることでストレス緩和を図ってみてください。