運動による消費カロリーってどれくらいだろう?
ランニングだったらアプリで消費カロリーを計算してくれるのでそれなりに分かりますが、筋トレの消費カロリーってよくわからない人が多いのではないでしょうか。
今回の記事では筋トレの消費カロリーについて一覧を作成しましたので公開いたします。
METsによるカロリー計算

消費カロリーの算出にはMETs(メッツ)を用います。
METsとは運動強度の単位で安静にしている状態を1として身体活動の強度が安静時の何倍にあたるかをあらわした数値になります。
各身体活動のMETs値は「国立健康・栄養研究所」のホームページに掲載されており、今回はそのMETs値から消費カロリーを算出しました。
消費カロリーの計算式
消費カロリーは次の計算式で求められます。
消費カロリー(kcal)= METs値 × 体重(kg) × 時間(h) × 1.05
筋トレによる消費カロリー

先ほども説明したとおり消費カロリーは「運動強度」「体重」「時間」から算出します。
厳密にいうと筋トレの種目別(使う筋群)によって強度の違いはあると思いますが、今回は最大反復回数を強度として算出しました。
また、時間は「実際の運動時間+運動後の2分間」を時間と設定しています。
算出条件
- 最大反復回数のトレーニングを行う
 - セット間のインターバルは3分以内
 
上記の条件で3セット行った場合の消費カロリーの一覧になります。
3セットで算出してますが2セットしかしなかった場合は一覧の値を2/3にして換算しても大丈夫です。
3セットを1メニューとして何メニューおこなったかでその日のトレーニングの消費カロリーを算出できます。
筋トレ消費カロリー一覧

筋トレによる消費カロリーへの相乗効果
上記の一覧に示した値は筋トレによる身体活動そのものの消費カロリーになります。
筋トレにより筋肉をつけると基礎代謝がアップするので一日の消費カロリーが多くなるという相乗効果が生まれます。
筋トレがダイエットに向いていると言われる最大の理由はそこにあります。筋トレの活動自体でみるとそれほど多くのカロリーを消費するわけではありませんが、トータル的に消費されるカロリーが多くなるメリットがあります。
また、これは私見ですが筋肉をつけることにより同じ動きをしても消費されるカロリーは多くなると思います。小さな筋肉を動かすよりも大きな筋肉を動かす方がより多くのエネルギーが必要になると考えられます。
そこについての研究はあまりされていないのか裏付けになる研究結果を見つけられていませんので現状ただの私見ですが、正しければ筋肉量に応じて上記一覧の数値はプラスアルファされて良いかと思います。筋肉量と消費カロリーの関係についての研究結果などが確認できたらまた報告させてもらいます。
いかがだったでしょうか。
日々のトレーニングの消費カロリー計算の参考にしていただければと思います。