アドラー心理学を取り入れて、ダイエットを成功させる。
アドラー式ダイエット講座の3回目です。

結果出せない自分はダメだ
太っている自分には価値がない
こんなふうに悩む時ってありますよね。
○○だから自分には価値がある、○○だから自分には価値がない、という風に条件付きで自分の価値を判断しているといずれ疲れて前に進めなくなります。
アドラー式ダイエット講座の3回目は、自己受容をとおして前に進む力をつけるコツを解説します。
太っていても痩せていてもあなたには価値がある
「太っていても痩せていてもあなたには価値があります。」とか言うと、ハイハイ、きれいごとを並べるだけの人ねって思われちゃいますが、これは本当のこと。
それを今回は少しロジカルに説明しますね。
機能価値と存在価値

分かりますか?
- 太っているあなた
- 痩せているあなた
- ただのあなた
です。
では、この3つの「あなた」の価値を分類してみます。
- 「太っているあなた」・・・機能価値
- 「痩せているあなた」・・・機能価値
- 「ただのあなた」 ・・・存在価値
「機能価値のあなた」は絵が上手いとか歌が上手いといったことと同じです。
例えば、「痩せているあなた」はビューティーコンテストなどにおいては、その価値が評価されるでしょう。しかし、格闘技などにおいては、評価されません。
あるいは、太っている人が好きな人から見れば、「太っているあなた」は魅力的ですが、「痩せているあなた」は魅力がありません。
つまり、機能価値は、場面や相手によって価値が変わります。
次に、「存在価値のあなた」は、ただそこに存在するだけで価値があります。
自分で自分の存在価値を実感することはなかなか難しいですが、例えばあなたが大きな事故にあったとしましょう。
病院のベッドうえで横たわっているあなたを見て、あなたの両親や友人はどう思うでしょうか?
「生きていてくれただけで嬉しい」きっとそう思うはずです。
つまり、存在価値は、ただ存在すること自体に価値があり普遍的です。
だから、「太っていようが、痩せていようが、あなたには存在しているだけで価値があります」
とはいえ、この自分の存在価値を認めることが難しい。
つぎは、自分の存在価値を認めるためのヒントです。
不完全な自分をそのまま自己受容する
自分の存在価値を認める方法は、
- 根拠なくありのままの自分を受け入れる
まあ、これも抽象的ですよね。
もう少し具体的なステップとしては、
- 自己肯定を積み重ねてエネルギーをためる
- 自己肯定でためたエネルギーを使って自己受容する
それぞれ説明します。
自己肯定を積み重ねてエネルギーをためる
自己肯定とは、条件付きで自分を肯定すること。
○○ができたから、自分はすごい!とか感じることですね。
日々のちょっとしたできたことや毎日の生活の中でできていること、そこに注目して少しづつ自己肯定を積み重ねて心のエネルギーをためていきます。
詳しくは『「できたこと」に注目するとダイエットは楽しくなる!』の記事で解説しているので参考にしてください。
自己肯定でためたエネルギーを使って自己受容する
自己受容とは、条件なしでありのままの自分を受け入れること。
ありのままの自分とは、できていない不完全な部分もふくめてそのまま受け入れることです。
目標を決めてダイエットを始めたのに、思ったようにダイエットが進まない。
途中で気が緩んで体重が増えてしまう。
ダイエットに成功したとたん、暴飲暴食してリバウンドしてしまった。
こういった「できていない自分」「不完全な自分」もありのままに受け入れます。
しかし、不完全な自分を受け入れるのには、とてもエネルギーがいります。
だから、日頃から自己肯定をすることで
- 心のエネルギーをためる
- 自分を好きになることに慣れる
こういったステップを踏みます。
すると、スムーズに不完全な自分をそのまま自己受容することができると思います。
そして、そのありのままの自分は存在しているだけで価値があるのだと、根拠なく認めることができるようになります。
まとめ
自分の存在価値を認められると、土台がしっかりしてちょっとやそっとのことでは揺らがなくなります。
人間だもの、失敗したりうまくいかないこともたくさんあります。
でもそんなことで自分の存在価値はなにも変わりません。
失敗は失敗として淡々と反省してやり直せばいいんです。
ダイエットが思うように進まなくたって、できるまでやり続ければいいんです。
リバウンドしたって、またやればいいんです。
私たちは存在しているだけで十分に素晴らしい。
自分の存在価値を認めたうえで、なりたい自分に向かってそれぞれのペースで進みましょう。
おわり。
参考書籍
今回の記事の参考にした本です。
2時間くらいでサクッと読めるのでおススメです。