お客さんや上司を怒らせてしまった。。。
同期のあいつは出世してるのに。。。俺はダメだ。。
仕事がうまくいかなくて、こういう風に悩むことってありますよね。
今回はアドラー心理学の考え方を使って、仕事で失敗しても悩まない方法を解説します。
できていることに注目する

仕事で失敗したときに悩まない方法は、
例えば、
- 計画通りに作業ができた
 - お客さんのアポがとれた
 - メールを全部既読にできた
 - メールの返信ができた
 - 上司への報連相ができた
 
などなど、ほんの些細なことでもいいんです。
あなたが営業職であれば、見積もりを期限内に提出することができたなどでもいいですね。
こうして、できたことに注目して自分を認めることができると「がんばってるなぁ俺」って自分で自分を勇気づけてどんどんと元気ができてきます。
そして、勇気が満たされると「もっとできるぞ」「もっとやるぞ」って、もっともっと成長したいと思えるようになります。
とはいえ、できていない自分を許していては、ミスを反省せずにますます自分がダメになってしまうのではないか?という意見もあると思います。
もちろん、ミスに対して目をつむっていてはいけません。
ミスに対して目をつむることは、自分の行なったことを否認していることなので、自分を認めることとは真逆の行為になりますからね。
大切なのは、なにに注目するかということ。
できなかったことは注目しないが、俯瞰的に見る

できなかったことは注目はしないが、ただ見るようにします。
ただ見る、俯瞰的に自分のことを上から眺めるように見る。
そうすると、ミスしたことに対しては「あ~ミスしちゃったなぁ」程度の感覚で感じることができて、ミスした事実は客観的に分析することができます。
「どうしてミスしたのかな?どれどれ。。。あ~なるほどここのやり方がまずかったからだな」って。
そして、「じゃあ次からはこうやるようにしよう!」と失敗から学ぶことができるのです。
気持ちは楽にしながら真剣に分析できると失敗から学ぶことはたくさん見つかります。
しかし、深刻になると「ミスしちゃダメだ、ミスしちゃダメだ、ミスしちゃダメだ。。。」ってどんどん視野が狭くなってミスが連鎖する泥沼にハマっていきます。
毎日の行動の95%はできていること

できていることに注目する時のポイントをもうひとつ
毎日している当たり前のことにも注目してあげる
- 朝時間どおりに起きられた
 - 朝ごはんを食べられた
 - 歯を磨けた
 - 時間どおりに出社できた
 - 挨拶ができた
 
などなど
こうやってできていることをあらためて考えてみると、毎日の行動の95%以上のことができていることだと気づきます。
だけど、意識していないとせっかくできている95%のことは「当たり前のこと」として見向きもされません。
かわりに、ほんの5%のできなかったことに注目して、「ダメだ~」って落ち込んでしまいます。
すごくもったいないし、やる気がなくなるのも当然ですよね。
ちょっと考えてみてください。あなたのまわりにいる成長している人ってけっこう楽観的な感じがしませんか?
それは、できていることに注目して、できていないことには注目しないっていうことが自然にできているからなんですね。
できていることに注目してどんどん自分を勇気づける、そうするとどんどん成長したいって気持ちが大きくなる。
勇気が満たされているから失敗しても深刻にならずに、そこから何かを学ぶことができる。
だから、楽~にしているように見えるけどしっかりと成長している。
「できていることに注目して、できていないことには注目しない」ことは、失敗しても悩まなくて済む方法であるとともに、失敗から何かを学ぶための方法でもあるのです。
簡単プロセス
- できていることに注目する
 - 勇気で満たされる
 - できていないことを俯瞰的に見る
 - 失敗から学ぶ
 - 成長する
 
3,4は勇気で満たされていて心に余裕があるからできるようになります。
勇気が足りていないときは、できていないことに対して深刻になりがちです。
大切なことは、まず自分で自分を勇気づけて心に余裕をつくることです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回紹介した考え方は、職場だけでなく日常の生活にもあてはめて実践できます。
たとえば、ダイエットでも、運動をサボってしまったというできなかったことに注目するのではなく、いままでやってこなかった運動を今週は2回もすることができた。みたいに考えるのです。
そうすれば、毎日がどんどん楽しくなってどんどん成長できるようになりますよ。
アドラー心理学を取り入れてダイエットを成功させる。 アドラー式ダイエット講座の1回目です。 「今日もまた食べすぎちゃった」 「毎日歩くって決めたのにまたサボっちゃった、やっぱり私は続けられない」 「[…]
参考書籍
今回の記事の参考にした書籍です。
アドラー心理学を職場で実践するためのヒントが分かりやすく解説されています。
おわり。
              
                      